子育ては困りごとやお悩みが付き物です。
ギャップに困惑、こんなハズではなかった、けどひた隠し。
スマートに、毎日笑って過ごせたら理想ですが
理想が正解とは限りませんね。
いい子とは
お子様との関係で悩むのは
ごくごく普通のことです。
むしろ真剣に向き合っている証拠です。
毎日、気持ちの大部分をお悩みに占められて、
どこかしら 重苦しい思いでお過ごしになっていらっしゃるかもしれませんね。
世間では 家族・夫婦に比べて
親子は仲良く平和、ハッピーであるべき!のイメージが強いのだと思い知らされます。
特に子供が小さければ小さいほど、です。
「小さい頃は可愛かったのに」
もよくあるフレーズなのでそれも当然かもしれません。
その「可愛かった」には容姿の他にも
・素直だったから
・反抗しなかったから
・言うことをよく聞いていたから、等
自分の言いなりで楽だった、という思いもあったはずです。
これがいけない訳ではありません。
素直で従順な人は子供に限らず、
誰にとっても「いい人(子)」に違いありません。
そりゃ 私にとってもそうです。
ダイバーシティ(多様性)の時代といわれ、
他人の個性には寛大なのに、
ウチの子が幼少の時とは違う自己主張を始めると
困りごとに変わる……
家族、肉親ともなれば 親の欲目もあり、
他人とは違う思い入れが生じますね。
ごくごく普通のことです。(2回目)
いい子じゃない時の気持ち
子供が困ったことに!
子供が悩みの種!
という時は こんな心境になりがちです。
・子供の悪い行いは親のせいと思われがち(特に母親)
・甘やかした、しつけがなってないと思われがち(特に母親)
・放任の結果と思われがち(特に母親)
・厳しすぎた、締め付けた結果と思われがち(時に父親)
このあたりが世間一般の見解でしょうか。
そして そう思われたくない!というのも一般的。
本人(親)の認識のズレもありながら、
合っていることもあればそうでないこともあるでしょう。
実は 親御さんご本人が、いまだにご自身の親との確執や刷り込みのせいで
苦しいべき論に振り回されていることもあります。
それは
まだ小さくて非力な子供に対しての暴力として
(繰り返して)現れることもあります。
暴力とは殴る蹴るなどの身体的なものだけとは限りません。
(「性的暴力」「身体的暴力」「精神的暴力」「経済的暴力」「社会的暴力」があります)
それをご自身が犯しかねないという恐怖を抱いている方は、気づいているだけで
どれだけ救いがあるでしょう。
この問題は現在の親子のみならず、世代を超えて繰り返されたり、
パートナーを対象にして現れる場合もあり、深刻な問題です。
ここまで申し上げた内容は一般論であって、
あなたの事を指しているわけでは 決してありません。
非難をしているわけでもありません。
知りもしない人の事を決めつけるような危険なことはしません。
が、
一般論を続けます。
親子の問題は、人生の一部としてその時だけの問題ではありません。
時には「子供の問題」=「親の問題」
という事もあります。
もちろんそうでない事もあります。
親の悩みは、解決に努力が必要なものもあれば、
遺伝や個性・資質など、手の届かない(悩む必要がない、悩みを手放す)ものもあります。
人は複雑で、この世に二人と同じ人はいません。
同じ環境でも
双子であってもです。
また、親本人が「上手く行かない家庭」を繰り返しているだけでなく、
今、お子さんも確実に影響を受けながら育っているのです。
あたり前のことですが、それを悲観ばかりする必要もありません。
では
良い環境でなければ良い人間は育たないのでしょうか?
満点の環境なら必ず満点の人間になるのでしょうか?
違いますね。
良い子とは? せめて普通に、なら普通とは?
その評価に一喜一憂するのは?
是非もっとお話ししましょう。
▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼▲▼
甘く見るのは危険
そして
「現状を変えたい」と覚悟を持って仰るなら 私も覚悟を持って向き合います。
その姿勢は間違っていないからです。
世間や 問題の渦中にいる人は
・今だけの問題
・時が来れば解決する
・誰でも同じ
などと言い訳をしてやり過ごそうとします。
その言葉に頼り切れたらどんなに楽でしょう。
振り返った時、子育ての重労働はもうこりごり
という人もいれば
やり直せるものならやり直したい、と精神的な面で
後悔する人が多いのです。
最初の画面、
シルエットのイラストをご覧ください。
両親とかファミリーって
こんなハッピーなイメージでないとダメなんだー
と、決めつけ、こだわり、早合点は無用です。
理想は大事ですが。
「親子」のイメージで、こんな幸せそうな場面が殆ど
という常識こそ非常識なのです。
(「親子」でネガティブな画像を探すのは一苦労)
四苦八苦は恥
スマートに過ごしたい
という親のミエは取り返しのつかない事に
なることもあります。
これは私個人の煽りでもなく
教養ある人の一般論です。
今できる事
さて、もう一言付け加えることにしました。
(心理学セミナーの項と一部同じです)
昨今よく聞かれる「アクティブラーニング」の流れが加速する理由はお分かりですか?
より良く、どころかこのまま受動的な日本人が増えることに危機感があるからです。
それは、高校・大学生になってからではなく、
幼少の頃から必要ということです。
自分から(能動的に)考えることをしないと未来はない、強制的に場を作ってでも。
そうしないとヤバいレベル
ということです。
自分の子供には
「考えて育ってね。親はそういう教育受けてないから」と
人任せな姿勢で「いい環境を与えたい」では
お子さんはすぐに矛盾を悟ります。
気づいた人が考える、
誰かが考えてくれたらいい、
ではあなたの未来はないのです。
環境も選べなかったし、流されるように生きてきて、今、満足な人生です、という
人がいるでしょうか。
実は賢い選択をし続けてきたのかもしれませんし、
まれにみるラッキーな人です。
後悔する場面はありませんでしたか?
(あるのが普通ですからご心配なく)
ああするしかなかった、と思い込んでいませんか?
知らなかったから
わからなかったから、と仰る方ばかりです。
または
よく考えているつもり、
ベストな選択をしているつもり!
なぜうまく行かないの?
と言う方は
知っている・わかっているつもり・よく考えているつもり、
が ご自身の独りよがりだった可能性がありますね。
それでは
もっと知っていれば
もっとわかっていれば、違った選択をすることができます。
知ることや考えることで、
人生が好転するなんて、信じがたいでしょうか。
自分の行動は自分の価値観や感情からしか生まれませよね。
あなたの脳みそからしか生まれません。
(ハートではありません)
知る、考えることで人生がより良くなることを信じて行動する人には
間違いなく後悔のない人生を送ることができるはずです。
それはいつからでも出来ますし、始めないで過ごすことは
お子さんにとって悪影響でしかないのです。