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お知らせです。「学んで安心 心理学?」

という題名でLIVEトークをします。

対談は早稲田大学の濱川祐紀代先生と。

気楽なスタイルで始めましたが

有料ですから 知らなきゃ損、ググっても出てこないお話しをご用意しています。

なぜ学ぶのか

学びは大事です。
誰にとっても一生付きまといますね。
まず、「学び」の定義もそれぞれです。

・学生時代の勉強
・資格試験のための勉強
・人生経験をして「勉強になった」「学ばせていただきました」
・やり直すことや反省すること「勉強しなおします」「学んできます」
等々

ここでは
・問題解決のためにリサーチすること
・情報や知識を入れている事を「学んでいます」ということ
にしましょう。

そして以前より心理学は流行っています。
うつ、精神疾患、メンタルなどの言葉の理解も5年、10年前より進んでいますね。

危機感が身近になり、学ぶ人が増えてきたのでしょう。

学びは役に立つ?

さて、学んだ知識は役に立っているのでしょうか

因数分解は大人になっても必要性を感じてない、
漢字が書けなくても問題ない

自分は理系、文系だから苦手分野は人に任せている

などと勉強しない言い訳も結構ですし

社会人たるもの、知性と教養は必要、と情報収集したり
趣味の世界に詳しくなるのも楽しいものです。

楽しくなくても
「学んだ」経験はどなたも 何かしらあるでしょう。


さて、何をもって「学んだ」と言うのでしょう。

調べたことがある
読書をしたことがある
授業を受けたことがある
講義を受けたことがある
セミナーを受けたことがある

すると「まぁ、学んだことはあります。一応」と言いたくなります。

仮に

身に付いていなくても
役に立っていなくても
実践できていなくても
すっかり忘れていても。


それでは学んだと言えない、という人もいるでしょう。

いや、知識に触れた経験がある人とない人では違う、という人もでしょう。


ここで何が言いたいのかというと
ことばの意味することは人それぞれ違うという事です。

「学びました」と言った人が
読書したことがあるだけなのか
専門家に何年も従事したことがあるのか
いまどれだけ覚えていたり身に付いたりしているのか
あるいは
まったく役にも立てていないし身に付いていないのか

内容をとことん聞かないとわからない事です。

そう、すごいね、と早とちりをしてもいいし
役に立てていない事は一目瞭然だよね、と密かに思ってもいい。

ことばの意味することや解釈は 発する人と受け取る人が一致しているとは限らないからです。

むしろ不一致が普通です。

そして誤解が生まれます。
(仲良しでも夫婦でも、誤解は付き物です。
 それは普通のことですからね)


誤解だらけの世の中なので
人生上手く行かない悩みは誰しもあるもの。

あふれている心理学っぽい記事には一通り目を通して
・詳しくなったつもり
・理解したつもり
・納得したつもり

いわゆる 「知識欲が満たされた状態」になって満足してしまうんです。

何も解決していなくても。

私たちがLIVEトークするのは、流行って依存されている言葉が誤解されて広まっていることに 違和感や危機感を覚えたからです

誤解されたままでは効力もなしです。

その代表格が「自己肯定感」に関わる記事や、その使われ方です。

・子供はほめて育てる
・他人と比べない
これらも常識とか自分の指針にしていてはもはや危険レベルです。


目を通して「知ってるー」と安心しているだけでは役に立たない学びです。

そもそも誤解されている知識では役にも立たないハズです。

本来なら自分で疑ったり、様々な場面を想像して万能かどうか考える事で真偽が測れるのですが。

ネットで専門家と名乗る人が使っていたから
流行っているから
成功例が心地よく響いたから

と私たちは感覚で信じてしまいがちです。


関係ない人は知らなくていい事ですが 
アダルトチルドレンを子供っぽい大人だと信じ込んでいる人が多いのと似ています。




安心している場合ではない

「学び」の定義は人それぞれと言いました。

さらに 何を学んだか でその活かし方も変わります。

強制的に学んだ結果 数学は苦手と分かった
英語は自分に向いてない

だから無駄な努力はしない

これは大いに結構です(笑)
推奨します。

ただ、現状を良くしたくて取りに行った情報なのに活かされていないのは 本当にもったいない事です。

知識を得た、わかった、そう言うことか!という体験は素晴らしい事です。

ところが心理とかメンタルとかいう分野になると、
「言ってることはわかるが自分には無理、ハードルが高い」と手放してしまう人が殆ど。

それでもあきらめきれずにハードルが低そうな関連本を何度も購入してして

結局自分次第なんだ
同じことが書いてある

などと言い訳します。

それでも性格や立ち振る舞いを変える努力しろ、と言っているのではありません。

そもそも 年を重ねるごとに 素の自分や個性が強まる事が今では証明されています。

そんな時に重要な自己肯定感が誤解されていては困ります。

他人事のように「ハイハイ知ってる」では もったいない。

知っているだけで安心することもありますが、
解釈を間違っていては 知っているつもり、と安心している場合ではありません。



実のところとか本音とか

自己肯定感が高い方がいいらしい
認知行動療法はストレスや精神的な問題にいいらしい

という興味について。

知りたかったけどきちんと見る暇がなかった、という方はぜひ聞いて欲しい内容です。


いいらしいの?
なに それ どこの常識?
さあ、聞いたことありません

くらいの人、
良いと思います。
本気で。

詳しくなっている余裕があったらご自分のやりたいことに時間を割いた方がお得です。

そちらに邁進できる人は。

そもそも成功している人(自分で問題解決できる人)は
自分軸など重要視しない視点を持っているのですから。



でも もし、
ストレスもあって余裕がなくて
知りたいことはあるけれど、
あれもこれもお説教に聞こえて
なんだか前進できない、

という感覚があればぜひ 耳を傾けてくださいね。

決して責めるものではありません。

私が責めたいのは誤解されたまま広まっている事ですから。