多くの人はグチとして、
時にシリアスに、
時に茶化したりして
怒りや悲しみと共に、誰かに吐き出します。
さらに深刻な段階になり本気で離婚やDVに直面していると、
もう、誰かに吐き出すこともしなくなる人が多いようです。
DV(ドメスティックバイオレンス)については
「性的暴力」
「身体的暴力」
「精神的暴力」
「経済的暴力」
「社会的暴力」の5種類があります。
ここで詳しくお話しするのは割愛しますが、
ようやく 暴力とは殴る蹴るだけではないと浸透してきたように思います。
モラハラ、パワハラなどの略語も普通に聞かれるようになりました。
それでも、まだまだかもしれませんね。
深刻化、孤立、悪化のループにハマっている人が潜在的にどれほどいらっしゃることか。
統計で測れることではありません。
深刻な悩み、危機的な状況にある人が冷静に行動するのは難しい事です。
「私は被害者」という言葉もよくつかわれます。
相手が加害者。
一刻も早く逃れた方がいい危険な場合もありますし、
メンタルや方向性を修正して、今後も共に生きていきたいとおっしゃる方もいらっしゃいます。
あるいは理解が進んだ結果、納得してお別れを決意する方もいらっしゃいます。
諦める、逃げる、戦うの前にやる事があります。
知らないと後々後悔します。
どんな考えが、どこからやってくるのか、
知る事、考える事をせずに 苦しいべき論に振り回されていることもあります。
それぞれ違う生い立ちを責めているばかりでは解決も遠のきますね。
時に、考え方の教育よりも、お互いの特質を理解するだけで
確執が一気になくなることもあります。
人と人なので、それぞれの「好み」もあり、本当にそれぞれです。
好きで付き合ったパートナーとは別れたくないものです。
お互いのズレの真相に気づくことを避け、
過剰な依存関係に陥ると、苦しいままです。
別れたくない、苦しみ続けたくない、危険な状態になりたくない、と思うと
かえって関係を助長させるような裏腹な振る舞いをして心身共に疲弊してしまうことがあります。
良好な関係を保つことは大事な考えですが、
なかったことにしたり、あきらめたりすることを繰り返して
ご自身の気持ちを封印してばかりでは、いつか後悔してもしきれない上に
健康を損ねることさえあります。
・コミュニケーションをとる
・パターンを知る
事は重要です。
「コミュニケーション不足は知っている、できれば苦労しませんて。」
あるいは
「パターンなんて知り尽くしてます。だから絶望してるのに。」
とおっしゃる方は、お二人での参加をお勧めします。
「目から鱗」とか「納得」とはセッション中や後によく聞かれる言葉です。
実は ご本人が、いまだにご自身の親との確執や刷り込みがあるせいで
小さくて非力な子供に対して、あるいはパートナーに対して
暴力として(世代を繰り返して)現れることもあります。
暴力とは殴る蹴るなどの身体的なものだけとは限りません。
もう一度繰り返すと性的・身体的・精神的・経済的・社会的暴力があり、
言葉だけでも十分に相手を傷つけ、社会的制裁を受けるべき加害者になることもできます。
それらをご自身が犯しかねないという恐怖を抱いている方は、気づいているだけで
どれだけ救いがあるでしょう。
(実際は加害者側から相談、ということはほとんど起こらないですし、
被害者のつもりで無意識に暴言を吐いている事はよくあります。)
この、親子やパートナーを対象にして現れる問題は、世代を超えて繰り返される連鎖でもあり 深刻な問題です。
また、多少に関わらず、問題が全くない家庭などありません。
忙しい日常をおくりながら、仮の世間体が保てていると信じて
深刻化、孤立、悪化のループにハマらない事を願っています。
・夫婦仲が悪いのは恥ずかしい
・パートナーがいないのは恥ずかしい
・シングルは恥ずかしい
のが原動力となって良好な関係を目指したり、お相手探しをするのは良いことですが
相当認知が歪んでいます。(笑)
加えて
・誰でもいいからパートナーがいた方が、いないよりマシ
・仮面でもいいから形が大事
という考えに囚われたまま相手にしがみついて、
ご自身がどんどん苦しくなっていることに気づいた方は、
すぐに行動されることをおすすめします。