微妙な問題です。
これって病気? とは(ここでは精神的なものと仮定しますね)
「普通じゃないかも」という捉え方が多いと思います。
個性や特徴を 名のある病気にしたいようなしたくないような。
これからわかる事もある
病気でないにしろ、どうも普通の人と違うという感覚にとらわれると、その正体を知りたくなる方もいます。
中には
「アダルトチルドレン」
「HSP」
「発達障害」
などと言った言葉に自分が当てはまると発見した方もいらっしゃるでしょう。
または「なにそれ。自分は意識もしていないけど、いいのかな」と感じている方もいらっしゃるかもしれませんね。
私は 是非知らないままでいることをおススメします。
知識を得て、
ちょっと安心して、
自分をカテゴリー化した症状名に居心地よくなって、
無理解な人を責めたりする
くらいなら。
決してあなたの事を言っているのではありません。
知識にあぐらをかいて動こうとしない、ごく一部の危険な例です。
自分を名のある症状に固定したところで人生は変わりません。
なぜ変わらないか、どうしたらいいのかは面談等の大きなテーマになります。
正確な診断なしに 的を得た治療が不可能なように
まずはどんな特徴やパターンがあるのか
それが生きにくいトリガーになっているのか
様々な視点で正確に見極めなければ
それに見合った進展はありません。
あんな風にこんな風に不安なこと
さて
「私って病気?」
「うちの子って病気なのかも?」
「パートナーは病気かも?」
「あの人のあんな言動は 病気に違いない」
という不安について。
何かがあなたにそう思わせたのですね。
私は医者ではありませんし、もっと言えばお医者さんでも正確な診断が難しい場合があります。
当人のそばにいる人の方が、見立てをする専門家より、よっぽど情報を持っていることもありますし、
本人の場合、自覚がないと正確に症状を伝えることができません。
ただ、
「障害・病気と診断が下る」
「普通とか健常でないと証明される」
ことへの恐れも抱いていらっしゃるかもしれません。
・恥や絶望しかない、と思い込んでいる
・直面しないように過ごしている
・怖くて怖くて、避けている。
・傷つきたくない。
・実は確信した。でも認めたくない
必要なのは医療ではなくカウンセリングでしょ!
と思っている方もいらっしゃるかもしれませんので、この項目を設けました。
「不安のまま」は卒業しましょう
多くの「不安」とは、「わからない」ことから発生しています。
本当の解決や前進をしたいのなら、まず状態を正確に把握しましょう。
多くのカウンセラーは医療分野の知識が殆どありません。
深刻なうつや病状・障害レベルもわからず、ワンパターンの対応をしたり、
自身の過信から強引な理論を押し付けて、相談者が翻弄されたりといったことが起きています。
臨床心理士、精神保健福祉士、認定心理士等の保有資格も参考になりますが、
一番大切なのは 相談者さんの利益になることを本気で考えられること・実行できることです。
「カウンセラーのくせに、病気扱いしようとしている」と吹聴されるかもしれなくても、
嫌われても、です。
経験値で詳しいとか、医療と結び付けることを知っている人なら、
資格のみの、自分の利益を優先するカウンセラーよりずっと頼りになります。
そして私も、有効なら他の専門分野にリファーすることも厭(いと)いませんし、
公共機関や専門分野への窓口になることもできます。
病状があれば専門分野にお任せし、気持ちや思考の部分はしっかり引き受けて、
より良い人生になるお手伝いを全力でいたします。