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心理学は安住の地ではありません①

セミナー後は「良かった!」ばかりではなく、アンケートや質疑では反感、疑問の声ももちろんあがります。

誰もが自由につぶやくSNSではストレートに否定するものも見つけられます。

実際のつぶやきや書き込みからいくつか例をご紹介しましょう。

本日はその1つ目。

ワコさんは怖いって言われました。

心理学寄りののセミナー後は
・知って良かった、もっと知りたい
・思い当たることがたくさんあった
・考えさせられた
・行動を変えようと思う
・もっと早く知りたかった、等
ご自身の現状と併せた感想を好評価でいただいています。
もちろん、表面的な感想もある事は承知しています(笑)。

中にはきちんと本心を隠さず伝えてくれる人もいます。
「言葉にはいろんな意味合いが含まれるし、解釈もそれぞれなのが
良くわかりました。
同時にワコさんは裏まで勘ぐって聞くので怖いなと思いました。」

なるほど。

私も正直にお応えしましょう。
発せられた言葉に含まれる可能性を伝えたセミナーでした。
相手のために良かれと思って言っていることが、
真逆の印象や結果につながるお話。
誰にとっても不本意でしょう?
子育てにおいては負の連鎖が起きないように知ってて損はない
大事な内容でした。

それに対してのネガティブ、否定的な感想ですね。
・私の発言を勘ぐらないで、
・深読みするなんて必要ない、やめて欲しい
という意味と取れます。

そうされることを「怖い」と。

「怖い」って占い好きな人が知りたいけど怖いってよく言いますね。
言い当てられたらどうしよう、怖い、と。

言ってもいない、ひた隠しているのに自分の本当の姿を言い当てられると怖いんですね。

ほど遠い事を言われたら「いいえ違います」と訂正するか意外に思うかなので怖くありませんし。

本当の事を言われるのが怖いとか、キツイとか、よく聞きますがちょっと意味不明です。
日頃は本当の自分を隠しおおせているとでも思っているのでしょうか?

裏表のある性格、
外面が良い性格、
自分をさらけ出せない性格なんです、
と言って奥ゆかしく自分を隠しているつもりの人は
ちゃんと誰から見ても
裏表があって
外面が良くて
自分をさらけ出さない人にしか見えていないのに。

隠しているつもりなのでバレる事は「怖い」のでしょう。

それを指摘しても認めず
「強情なんですね」と言うとやっと「そうなんです…」と
涙される方もいらっしゃいます。

本当の自分って、自分でしかないのに
知られるとか言い当てられるのが「怖い」とは
恥ずかしい、とか
劣等感、とか、
それを隠したい虚栄心があるからですね。

私だって100%気持ちがわからないわけではありません。

が、
本音を加速させると
「もう遅いんですよ。
 セミナー会場で私とあなたは一言も話していないのに。
 私が皆さんに話したことはただの一般論。心理学。
 私の事を怖いとか言う前にあなたの素性はとっくに身近な人にバレているのに。
 私はあなたを知らないけど、そういう独りよがりな発想だと周りは既に
 あなたが知られたくないと思っているご自分の姿を知っていると思います。
 評価は自分ではなく周りがするもの。
 自分の言葉を自分の思うとおりにだけ受け取って、なんて無理。」

鬼ですか?
キツイですか?
現実ですよ。
悪意にも善意にも受け取られる可能性がある事は承知していないと。
行き違いなく意図を伝えたければ言葉をつくすこと。
(言葉の経済効率は大事ですが)
誤解があったって訂正するチャンスがあれば良いです。
(なくても仕方ないです)
ただ、逆効果や誤解は少ない方が良いに決まっています。

もちろん私も文字化した以上、
「やっぱ怖い人―!」って思われても仕方ありません。

自分の印象ばかり気にして本質を伝えきらない人になりたくないだけ。
ホントは優しいんですよって 信じてもらえないかもしれません(笑)